午後のまどろみ

らくがき未満 / less than sketches

2020-01-01から1年間の記事一覧

Paused

雨が降っている。今は引っ越し作業の手を止めて、コーヒーを淹れて飲んでいる。スピーカーから『東京は夜の7時』が流れる。 今日から新年度だ。それに伴い所属も変わった。2年前、私は礼文島から名古屋に帰ってきた。そのまた2年前は東京から名古屋に戻り、…

科学的態度の有用性

目下我々は、3つのウイルスと闘っている。ひとつめはもちろんCOVID-19、そして2つめはデマ、3つめは不安だ。全部等しく厄介で、生命と経済にダメージを与える。人々の意識に影響を与えるニュースをはじめとしたメディアは、構造的に人々の不安を煽るように出…

後輩へ

(想像上の)後輩へ 元気かな。決断するか迷っている君に、少しだけ先に決断をして自分の道を生きてきた先輩としてなにか伝えられたらと思って筆を執った。 君は、その決断を頭の片隅にしまいつつ、死んだような日々を過ごしていることだろう。毎日の生活は…

未踏の地へ

友人と電話することで、自分が相当イライラしていたことに気がついた。研究・創作ともに行き詰まっていたからだ。 今までは、量をこなすことで理想までたどり着くという戦略だった。しかしやるところまでやると、そこからは行き詰まってしまった。自分には才…

八雲ほまれ

昨日、アフリカから帰ってきた旧友と名古屋で2年ぶりに再会した。こころなしか2年前より芯から透明で綺麗になっているように見えた彼女は、マラウイのコーヒー豆と彼女の出身地である島根の銘茶らしい『八雲ほまれ』を私にくれた。 捨てるのがもったいないよ…

感性だけは

引っ越しの準備をしている。いらないものを捨てたり、欲しい物を買おうとしたりすると、自然と今までの自分の生き方、今の自分の在り方、そして将来どう生きたいか等々と向き合わざるを得なくなる。何を所有するのかは自分を表すし、何を所有しないかも同じ…

大阪物件大戦争

住む部屋は大事である。 3月頭に懸案だった修士論文、大学院入試の結果がともに発表され、合格だったので急いで物件を探しに日帰りで名古屋から大阪へ行ってきた。3月の移動時期で1日で決めなければ埋まってしまうというプレッシャーの中で、結局ましなとこ…

コーヒー豆

大学院の友人との待ち合わせを待つ間、ちょうどなくなっていたコーヒー豆を買うために大学近くのBlackbird Coffeeというコーヒー豆屋さんに行った。その店はイートインはほとんどなく、豆を売っている店だ。私が好きな深煎りが中心で、マスターは私が行くと…

怒り

最近、不満を溜め込んでいる。その根本には怒りがあることに気がついた。しかし、何に対する怒りなのか、よくわからない。 不満を溜め込む自分は好きではない。誰だってそうだろう。不満を溜め込むと、悪い人間になってゆく。心が狭くなり、道行く人を妬み、…

前略 お元気ですか?こちらは元気です。 もっとも、「元気」がどのような状態を表すのか未だにわからないけれど。だけど、本当に元気がないときは素直に「元気じゃない」とか言うから、そういう意味では今はいわゆる「元気」の範疇に当てはまるのかも知れな…

「春は必ず来る」

礼文島に移住した年の冬、薄暗く、風が強く、毎日雪かきをする長い長い厳しい冬、私はすっかり疲れ切っていた。太平洋側で日光に浴びて育った私に、日本海側にある島の冬はあまりに厳しかった。そんな中よく行くカフェがあったのだが、あるときそこのマスタ…

向き合おうよ

修論の口頭試問、博論の研究計画、院試、TA、チューター、科研費の申請締切などさまざまなものが一度に押し寄せている今、ブログを書いている時間など無いはずだが、書きたくなったので書き留めておく。 最近、ものすごいプレッシャーと不安に苛まれていた。…

クソライフ

鬱屈としたクソライフ 今飲んでいるのはアップルジュース 昼食代ケチったせいで まだ腹が減っている 久々のSUBWAY しかもドリンクを断るのに気が引けて 飲みたくもないコーヒーをつけたから 安くもない 空腹にカフェインで気持ち悪い 街を歩いてみる 清潔な…

そいつ

最近、体調がものすごく悪い。最初は風邪でも引いたのかと思ったが、どうやら無意識下のストレスによるもののようだ。吐き気がとまらず、少し気を抜けば発狂しそうになる。 ものすごいストレスにさらされている。それなのに、無駄に考える時間があるためいろ…

自問自答

今朝名古屋を出て大阪へ向かい、夜に帰ってきた。博士課程の研究室訪問のためだ。最近は、修士課程入学時の勢いはどこへ行ったのやら、深刻な自信喪失に陥っていたので、向こうの先生から口ごもる私に対して「こいつなにやりたいんだ」と内心思われたとして…

心のかすり傷

明後日に修士論文の提出期限が迫っており、まだやらなければならない作業が残されているにもかかわらず、私は例によって誘惑に負けて夜にビールなどという悪魔の飲み物を飲んでいる。おまけに、修論の原稿はしまって、ブログなどというものを書き始めてしま…

自分の道へ

修論提出まで、あと4日ほどである。このまま行けばなんとか無事、提出にこぎつけることができそうだ。最後の一秒まで、納得する論文に仕上げるべく努力したいと思う。自分に自信をつけるには、やはり自分との約束をひとつひとつ果たしていくしかない。それが…

編集

修論の締切があと14日に迫っている。にもかかわらず、クリスマスから年始にかけては遊び呆けていた。昨日になって急に「やばい」と思い、今日は机にむかったものの、全然進まない。とりあえず根性論的に労働時間(修論に向かっている時間)を増やせばいいの…

2020

2010年代が終わり、2020年がはじまった。私にとって、2019年、27歳は20歳に次ぐ内面的に低迷した時期だった。そして、20歳のときのような美しい出会いや出来事はまるでなかった。ただ家とスタバを毎日往復するだけで、(20歳のときも結局はそうだったが)自…