鬱屈としたクソライフ
今飲んでいるのはアップルジュース
昼食代ケチったせいで
まだ腹が減っている
久々のSUBWAY
しかもドリンクを断るのに気が引けて
飲みたくもないコーヒーをつけたから
安くもない
空腹にカフェインで気持ち悪い
街を歩いてみる
清潔な街
小綺麗な週末の人々
およそ自分だけが似つかわしくない
夢もないければ希望もない
やる気ない
クソライフ
クソみたいな自分
うまくやれる気がしない
生きる意味も感じない
いっそあてつけで死んでやろうか
そんなことを考えながら歩いている
髪は伸び放題
美容院代をケチる
だが1000円カットにはいかない
そんな自分にうんざりする
地下鉄に乗ろうとする
就活生っぽい若い女性がこっちを見ている
というかこっちが向こうをじっと見ていた
よく見たら後輩だった
あまり話したことがない後輩
彼女はこちらに会釈をした
こちらも会釈をしてから
恥ずかしくなって目を逸らした
そして電車にのった
変な感じがした
「この街に誰も知り合いがいない」
という自己陶酔に都合の悪い出来事
気分の悪さはかわらない
目的地につく
行き飽きた、洒落たブックカフェ
そこでオレンジジュースを頼むつもりが
アップルジュースに目がいって頼んだ
363円
330円に消費税が10%
100円玉3枚
50円玉がなくて
10円玉6枚
1円が3枚
財布から363円
クソライフ
クソみたいな自分
希望がない
笑い飛ばせない
未来がない
夢もない
人間を辞めたい
ワルナスビという植物に憧れる
何者にもなりたくない
生活保護を受けたい
そしておしゃれに暮らしたい