午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

3月の終わり

3月がもう少しで終わる。最近は天気が悪い日が続いていたが、今日は天気が良い。このあたりで、ひさびさに記事を書いてみたいと思う。

 

年末年始は、家族でカンボジア旅行をしていた。能登地震のさいには、日本にいなかった。羽田空港の航空機爆発のニュースとともに帰国した。便は成田だったので、ぎりぎり影響を受けなかった。

 

日本に帰ってきてからは、突然の関東の有名私立大からの助教ポジションのオファー、そしてそれが決まりかけた直前にダメになる、予定していた同棲が延期になる、その間に彼女が新社会人になり芦屋に引っ越す、わたしが大学院を単位修得退学することを決めて退学届を出す、退学にともない3年間続けてきた学内のカウンセリングが終了する、等々、この3ヶ月は良いことも悪いこともジェットコースターのようにあり、疲れても無理はないなと今書きながら思う。

 

先週、はじめて芦屋にある彼女の新居を訪れた。新居も、芦屋の街もいい感じだった。そこで、彼女から「ダイニングテーブルをどうするか、一緒に考えよう」と言われた。何気ない一言かもしれないが、わたしは、その一言に、どれだけ救われたことだろう。それはわたしにとって、ゆううつな人生のなかに差し込んだ、一筋のひかりだった。そうか、独りじゃないんだ。そのとき、生まれて初めて、自分の人格が尊重された気がした。

 

4月から、どうなるかわからない。けれど、正直、大丈夫な気もしている。だってもう、自分はいままでの自分じゃないんだから。