午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

2022

今年の年末年始は、生まれて初めて地元に帰省しなかった。年末年始は恋人と静かに暮らした。思いがけず、高校の友人とも(彼の交際相手が関西にいることもあって)難波で飲むことができた。

 

はじめて自分達のお金で買った高級和牛で年末のすき焼き、馴染みの蕎麦屋で買った年越し蕎麦、関西風のお雑煮、年明けの地域の神社とお寺。幸福な年末年始を経て、1月2日の今日は、神奈川に住んでいた頃に通っていたカフェのマスターが焙煎した新作コーヒー「あけおめブレンド」を飲みながら、このブログを書いている。

 

20代から30代へと変わりつつある現在、今までの価値観が通用しなくなってきている。わたしは相変わらず、食べることに集中している。今年の目標は、やや現状維持気味だが、「虚心坦懐に、与えられたことを最低限こなす」ことだ。大阪へ来てからの2年、いや、大学院修士課程に進学した頃から数えれば4年、いやいや、地域おこし協力隊としてアンケート調査を行った5年前からずっと、来たボールをひたすら打ち返してきた。だが、ボールのほうは、インベーダーゲームのように、クリアすればするほど難易度も上がっていく。「最低限」のレベルが上がってきているのだ。一方で、わたしのほうは疲れてきてしまい、気力もなくなってきている。しかし、ここが踏ん張りどころかもしれない。ついていくことが得策だ。

 

2022年も適当に頑張っていきたい。