午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

虚しさ

 ふとした瞬間に、虚しさを感じる。たった今気がついたのだが、私は虚しさが好きだ。それは傾いた午後の日差しのように、静けさのなかにある。それは私の秘密の友人である。私はそれを優しく愛撫する。からかいたくなるくらいに愛おしい女の子を愛撫するとき、私は果てしない孤独と自由のなかにいる。

 

虚しさは、死と生の穏やかな調和のなかにある。静かな暮らし、それこそが今の自分が求めているものである。