午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

初秋の夜

先程「袋小路」という記事を書いてすぐに、大学へ行った。自分が企画した週1の院生同士の勉強会に出るためだ。これは自分自身の研究のペースを作るためにもともと企画したのだが、いい感じに他の院生もそれに乗っかってくれていて、今は私の手を離れている。

 

その後、後輩たちとご飯を食べに行った。それは普通に楽しかったのだが、夜ひとりになると、再び孤独感というか、言語化できない苦しさが出てきた。そこで私は銭湯に行ったあと、書きかけの小説に向かうのだった。

 

結局、(今の)自分の目標はただひとつ、この作品を書き上げて世に問うこと、それだけだった。書きかけの作品中にちらばるきらきらを形にして、書き上げて手放す。このきらきらをお蔵入りさせることは、自分にはできない。結局、20歳のときに考え感じたように、生きる意味というのは自分で創るしかない。それが自分の答えであった。