大人って、めんどくさい。本当はいつだってちょっと面倒見の良さそうな人に全部丸投げしたいところだが、大人として生きていかざるをえないのでなんとかやっている。
研究というのは本当にやることが多い。それにただ研究していればよいというわけでもなく、(他のありふれた仕事のように)大学事務や学術振興会などのステークホルダーとやりとりしなければならない。そして、時には自分を主張しなければならない。これが本当にめんどくさい。
今日の午前中は家でプログラミングをしていた。もっと細かく言えば、自分が使うデータを整形するためのプログラムのバグを直していた。これも本当にめんどくさい。ずっとコードを見ていると頭が痛くなる。6月の今日は天気も悪い。蒸し暑い。昼過ぎ大学にでかけていって、事務をたらい回しにされた。暑いのに、キャンパスのなかを行き来した。挙句の果てに、自分のような大学院生で科研費を持っているケースは文学部でははじめてなので、フローを準備します、とのことだった。そうか、それが後輩のためになれば、と思って自分を慰めた。
そんなこんなだったので、家に帰ってきて一息ついて紅茶を淹れた。普段遣いにと思って買っておいたニルギニだ。ものは良い(らしい)。紅茶を飲むと、天気が悪いのがむしろプラスに思えてきた。紅茶がより一層美味しく感じられるのだ。
ふう。