午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

停滞

雨が降っている。数時間前も同じ書き出しでブログを書いた。あれから、Zoomでゼミがあった。今回は、人の発表を聴いているだけだった。

 

研究が、停滞している。もうずっとだ。途方に暮れている。今の私にとって、研究は雪かきのようなものである。雪かきをしなければならないのに、目の前の雪が途方も無いくらい大きい。悶々としていたが、ある一つの解決策をひらめいた。バカバカしいと思われるかもしれないが、「諦めない」ということである。馬鹿な私にはそれしかない。それに、そもそも、わからないから研究しているわけで、わかっていたらそれはもう研究ではない。

 

雪かきの量が膨大ならば、(できるかできないかを考えずに)毎日コツコツ雪かきをしていくしかない。こんなときこそ、基本の形が大事だ。すなわち、修士時代に叩き込まれた「研究テーマを決めて」「先行研究を読み」「問題点を指摘し」「リサーチ・クエスチョンを立て」「(ときにはフィールドに入りつつ)分析枠組み/仮説を構築し」「データを集めて」「分析して」「考察する」これが大事だ。これを繰り返し、粘り強くやるしかない。そして、適当なところで論文化すればいい。あるいは、対象となる雪の量を減らすということも考えられる。

 

焦りは禁物だ。自分に期待するから失望するんだ。とにかく、力を抜きつつも、問題を簡単に手放さないことである。