午後のまどろみ

らくがき未満 / less than sketches

2019-01-01から1年間の記事一覧

「継続は力なり」という福音

にわかに、研究に対するやる気を取り戻した(とはいえ、明日自分が何を言っているかはわからないが)。 日が長くなってきたからだろうか。礼文島の論文を離れて、新しく分析したデータを元に新しい論文を書き始めた。 学校長であった祖父が、表題の「継続は…

雨が降る時期

人生にはきっと晴れている時期もあれば、雨が降る時期もある。 雨が降る日に、もし晴れていたらあんなことができるのに、こんなことがしたいのに、とは考えない方がよい。 同様に、人生における「時期」=自分が置かれた社会的条件というのは、自分ではコン…

沼...から抜け出すためには

前回、沼にはまってしまった、と書いた。 沼にはまりながら、ただひたすら考え事をした。 なぜ、自分は沼にはまってしまったのか?それを考えた。 数日間にわたる考察の中で、自分は今、沼にはまるべくしてはまっていることに気が付いた。 沼にはまった原因…

抜け出すことのできないまま、とうとう沼に嵌ってしまった。 沼の上では力一杯もがいても、その場で沈んでいくだけだ。 20代後半になり、自分が気がつかない間にルールが若干変わった気がする。 まわりが生活を築いていく中で、自分は一体何をやっているんだ…

ディフェンス

「自分の作品を守るのは、自分しかいない」 もう6年前、麻布十番のカフェでもっとも尊敬する友人が言っていた言葉だ。 私は当時3歳上であった彼女の年をとうに追い越してしまったが、いまだにあのときの彼女を超えられない。 あのとき私は、大学の授業終わり…

まわり道

レポートを書くのに疲れて、家から出て近くの神社まで散歩した。誰もいない神社である。 途中、やはり公園と一体化した小さな神社があった。音楽も聞かず、ただ鳥の声だけを聞いて歩いていた。 その小さな公園=神社に、一本の大木が生えていた。ただそれだ…

断片

数年後、どこかの都市、休日の公園、少し風の強い日に、外套のポケットに手を突っ込んで歩いている。 はしゃぐ子供の声、ピクニックをする家族、大道芸人、誰もいない休日のオフィス街。 ふと空を見上げると、白い紙飛行機が自分に向かって回転する軌道を描…

ごくたまに、このブログを読んでいる人の話を聞く。正直、このブログを消そうとしたことが幾度となくあったのだが、それが今日までこのブログを細々と続けている理由である。 友達、あるいは友達の友達、私の全く知らない人が私の友達以上に熱心に読んでいる…

人生の根底にある虚しさ

例えば素敵な女性と出会った、他人と激しく対立した、生きるのに精一杯で必死に仕事をした、疲れて精神を病んでしまった...これらの「大きな出来事」の合間に、無数の何もない日、おそらく1ヶ月後にはまったく記憶から抜け落ちるであろう日が挟まっている。…