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I Should Care

東京

曇りや雨の日は激しく気分が落ち込む。私の気分は天気と綺麗な相関関係がある。生きている喜びを感じるのは大抵が晴れの日、死にたいと思うのはほとんどが曇りの日。そして生の儚さに旅愁のような感情を抱く時には高い確率で雨が降っている。

今日のような蒸し暑い嫌な雨の日、ましてや家に引きこもっていたいような鬱屈とした精神状態の日には、本当に気分が悪くなる。自分が生きていることに対する言い訳をするように小説を書く。どうやら、人は、人と関わらなければ生きてはいけないらしい。

 

自分の気分にいつも振り回される。生きる喜びを強く感じた数秒後に、絶望の淵に落とされることはよくある。大抵、強い高揚感を感じたときに、様々なアイデアが生まれ、断片だった知識や経験がひとつの体系的なものとしてまとまってゆく。絶望を感じるとき、物語が心に浮かぶ。

 

思いつきに振り回されて世界中を飛び回る羽目になったこともある。そんな私に耐えられる人が友人になってくれるのだろう。

 

世の中には、そんな状態になんとか病と名付けて「治療」しようとする風潮があるようだが、もったいないことだと思う。機械的な生産のバイオリズムに合わせなくても生きていける方法はないものか、といつも思う。しかし、世の中に存在する「仕事」のほとんどはそれを許さないようなので、私の葛藤はしばらく続くのだろう。

 

ちなみに表題は、たまたま今聴いていたジャズのスタンダードから。私が流していたのはBill Evansのもので、彼の繊細なピアノの音は今日のような雨の日によく似合う。

 

Bill Evans at Town Hall

Bill Evans at Town Hall

 

  

 

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