午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

違和感

礼文島から去って1週間が経った。

もうすっかり名古屋は春の匂いがする。先週まで礼文島にいたなど嘘のようだ。

 

歩きながら、考える。
自分は20歳の時、何を感じたのか。


何を追い求めていたのか。
なぜ礼文島に行ったのか。

 

20歳の時に三田キャンパスで感じたもの、
それは「違和感」である。

 

対象は、都会なのか、日本なのか、世界なのか、個人なのか、社会なのか。

 

違和感を覚えているのは自分だけなのか、他の人もなのか、若者だけなのか、全世代的なものなのか。

 

とにかく、対象もイデオロギー的にも何もわからない「違和感」を強く覚えていて、それは基本的には今も変わっていない。

 

そして、それを「言葉」にすること、それこそが私を礼文島に連れて行き、学問の道へと駆り立てたのだ。