午後の雨

らくがき未満

本を読む

今日は休日だ。ついさっきまで、コーヒーを飲みながらライト・ミルズの『社会学的想像力』を読んでいた。読むのに疲れたので、本を一旦脇に置いて久々にブログを書こうと思う。

 

たまの休日に、こういった小難しい本を読まないと、息が詰まりそうになる。

 

小難しい本を読む第一の効用は、それが確かな知性に裏付けられた、教養のある筆者が書いたものである場合、自分もそれに合わせてなんとなく頭がよくなった気になるということだ。日本人で言えば、例えば丸山真男の鋭い分析を読んだ場合、なんとなく自分自身もインテリになったような気分になる。

 

それよりはるかに大きな第二の効用は、自分が生きている社会を相対的に見ることができることにある。純粋な知性とは、対象を相対化することであると私は思っている。対象を相対化するということは、自然に批判精神に結びつきやすい。対象にどっぷり浸かっていれば、批判などできない。

 

今、サラリーマンである私の頭の中は、平日は穏やかな体制派、休日は中途半端な反体制派といった具合である。正直、バカバカしいと思う。

 

自分と「社会」との距離をとるのは難しい。この場合の「社会」とは、社会通念や制度を支えている理念のことか。まあ、何れにせよ、どのような生き方をしたとしても、それは絡まりついてくるのだろうが。

 

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

 

 

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