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午後の雨

らくがき未満

初雪、朝の薄明光線、ミイラ

礼文はもう雪が降っている。現在の気温は3度だ。朝、出勤している時、利尻山に薄明光線が降り注いでいた。厚い雲の端から光が差している光景は、この世のものとは思えない。

ハロウィンにちなんで、今日はミイラの格好をして子供にお菓子をあげていた。

 

華やかな夏、明媚な秋はあっという間に過ぎ去り、気がつけば長くどんよりした冬の気配がすぐそこまで来ている(本州の感覚で言えばもうとうの昔に冬になっている)。

 

気温が下がると、気分も滅入ってくる。自分自身に対する問いかけ、なぜ生きるのかという深い疑念が頭を過ぎる。一日一日、確実に死に向かっている気がする。この世は私にとって、解き難いパズルである。

 

これまで、ツァラトゥストラ的な生き方を否定して来た。日々何物かを乗り越えていたら、疲れてしまうと思ったからだ。存在することこそが、我々の義務だと思っていた。だが、そこで大きな壁にぶち当たってしまった。無気力で、中途半端というのがその壁の名前だ。

 

私には、本当に私という人間がわからない。昨日、一昨日、...生まれた日の自分が輪切りになったイカのように無数に存在していて、ひもでつながっている。私の過去や未来が、私に対してあれこれと要求する。私はどの声を聞けばよいのかわからない。それらを裁定するのが私の役割なのだろうが、生易しいことではない。

 

ただひとつわかっているのは、生きることが、生命の義務であることだ。死ぬ直前まで生きる。そのためには無数の決断をしなければならないし、勝負を仕掛け続けなければならない。それは既存の社会の価値観に対してかもしれないし、あるいはもっと別なものに対してなのかもしれない。

 

島で、自分の存在について考えを巡らす。 

 

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