午後の雨 / Rain in the Afternoon

らくがき未満 / less than sketches

礼文島と東京を往き来して感じたこと(2)

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(写真は久種湖)

東京から礼文島に帰ってきて1日が経った。島はすっかり晴れた日の秋で、2週間前の大雨が嘘のようだ。今日はウニを貰った。頭の中には、未だ東京の喧騒が残っている。

 

都市や地方、島などの土地は女性のようだと最近思った。東京はおしゃべりである。礼文は多くを語らない。それぞれに魅力があり、個性がある。人々の声、風の音、厚い雲の中に私は土地の声を聴く。土地は少しずつ私に心を開き、かと思えば突然遠ざかったりする。私は土地のことが好きだ。土地が自分のことを好きかどうかはわからない。

 

土地は秘密を持っている。その一端を覗くと、果てしない孤独が広がっているのかもしれない。

目の前の土地、世界が『存在していること』、その存在を見ている私が『存在していること』。それに勝る価値はないと私は強く信じている。

 

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夏の礼文島まとめ:

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