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長崎

長崎

長崎くんちは終わった。くんちを見物した後も、なかにし礼の『長崎ぶらぶら節』を読んで、くんち、そして長崎という町の余韻に浸っていた。

 

長崎ぶらぶら節 (新潮文庫)

長崎ぶらぶら節 (新潮文庫)

 

 朝、本を閉じると、丸山の遊郭から自宅のリビングへと意識が戻る。今日の長崎は秋晴れだ。同居人は仕事に行ってしまったので、私だけが部屋に残っている。

 

長崎ぶらぶら節』の主要なテーマに、「歌」がある。読んだあと、他にすることもないので、考え事をしてみる。

 

他人と暮らすのはとても面白い。寂しさや孤独も紛れる。しかし彼女は私のすべてを知っている訳ではない。私も同様だ。

他人に理解されたい、しかし理解されることが困難な私が私の中にいると思う。孤独、あるいは秘密と言い換えてもいいのかもしれない。伝わらないと知りながらも、伝えたい気持ちが抑えがたいものとなったとき、人はどう振る舞うのだろうか。

 

お昼どきが近づいてきた。身体は正直だ。ちゃんぽんか皿うどんか、焼きカレーベトナム料理か。尽きない悩みだ。

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